『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んでみた感想

かなり「今さら感」が漂うのですが、
既に多くの方に知られている本「金持ち父さん 貧乏父さん」を読む機会がありました。

 

この本が話題になったのは、もう何年も前の話ですが、
そのころは全く興味を持ちませんでした。

 

まだ若かったこともあり、
この本のタイトルからして「金の有る無しで人の評価を下すようなろくでもない本だろう」と
身勝手な推測をして、本を手に取ることもありませんでした。

 

あれから歳を重ねて、
自分も中年と呼ばれる歳になって初めて、挫折と言いますか、
現在の仕事についての閉塞感のようなものを感じ始めていました。

 

「このまま今の仕事で果たして定年まで働く気力があるのだろうか」

「本当にやりたいことは違うのでは?」

 

色々な事を考える時期にさしかかっていました。

 

そんな中、たまたま通っていた図書館で、この本が目に止まった瞬間、
何気なく手が伸びたのです。

まだ全部読み尽してはいませんが、
とても面白い本だなと、今更気がついたのです。

 

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著者が幼少の頃に出会った「2人の父親」からそれぞれ学んだことの
対比で話は進んでいきます。
2人の父親と言っても、実の父親と、友達の父親の事なんですがね。

実の父親は、日本人にもうなずけるような、
高学歴を持ち勤勉に働く父親です。
子供にもしっかり勉強に励み、いい学校に進み、いい会社に
入ることを勧めます。

対照的に、友達の父親は自ら事業を手掛ける、いわゆる「自営業者」です。
と言っても、あくせく働くようなイメージではなく、有能な人を雇って
事業を拡大していく、やり手のビジネスマンという感じです。

で、実の父親とはまったく反対の事を勧めるのです。
ネタバレになるでしょうから、ここでは詳しくは書きませんが、
私たちが当たり前と考えていたことが根底から覆るようなことを
子供たちにわかりやすく説明していきます。

 

 

この本を読んでいて私が最も感じたのは、

「自分も会社勤めの収入だけではなく、収入を生み出す資産を持つことが大事だな。」

という事でした。

資産と言っても色々ありますが、
本の中で語られていた「自分のビジネスを持つ」というところに
興味を持ちましたね。

 

私は今、「ものづくりを生業とする」ことを目標としています。
具体的には、デジタル造形機械を駆使したものづくりです。
例えば、3Dプリンターやレーザーカッターなどの機器です。
夢ではなく、現実的な目標として据えています。
まさにこれは、自分のビジネスを持つことに通じると思っています。

とは言え、今の会社勤めの給与収入だけでは心もとないのは事実。
そこで、ものづくりの資金を調達するための資産形成を始められないか
試行錯誤を始めているところです。

 

別に会社勤めを悪く言うつもりはありません。
ただ、人はもっと自由でいいのかな、と最近思うところはあります。

家族がいるから、食べて行かなきゃいけないからと、
自分のやりたいことを最初から断念してしまうのはあまりにも勿体無い。

 

若いという年齢でもないですが、
チャレンジは続けていきたいなと思っています。

そんな自分に勇気を少しだけくれた本でした。

 

『金持ち父さん 貧乏父さん』

 

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