アクリルで作ったタブレット端末用スタンド(Nexus7, iPad mini)

デジタル加工機でものづくりをしたいという想い

突然ですが、皆さんは「3Dプリンター」や「レーザーカッター」といった、
デジタル加工機の存在をご存知ですか?

 

最近でこそ、3Dプリンターという言葉を聞いたことがある方も
いらっしゃるかもしれませんが、まだまだ世間の認知度としては
低いのではないかと思われます。

 

かく言う私も、
3Dプリンターを知ったのはここ数年内の話で、
それまでは全く興味もありませんでした。

 

ただ、近年3Dプリンターの価格がどんどん下がってきている事、
個人レベルでも3Dプリンターを扱うことが可能になってきたことを知り、
こう思うようになりました。

 

「頭で思いついたモノをすぐに形にできる時代がすでに来ている。
自分で構想を練り、製品化したプロダクトを世に送り出したい!」

 

その後、デジタル加工機についてもいろいろ勉強しました。

 

3Dプリンターも近年その性能の進化と低価格化は目覚ましく、
ものづくりにおける「金型加工」という技術が今後不要となるのではないか?
という意見がある一方で、まだまだ製品として出せるレベルには到達していない
という意見もありました。

 

それと、デジタル加工機は3Dプリンター以外にも存在していることも知りました。

 

その1つが「レーザーカッター」です。

 

その名の通り、レーザーで様々な形を様々な素材からカットすることのできる機器です。
使える素材は木材、アクリル、紙、ガラスと幅広く、完全に切り抜いたり、
表面に彫刻を施すことも可能です。

 

手作業では絶対不可能な高精細な模様を彫刻したりカットできることに
すごく魅力を感じました。

 

しかし、レーザーカッターは3Dプリンターほど低価格化が進んでいるとは
言えない状況でした。おそらく個人レベルで、レーザーカッターを購入して
ものづくりをしている方はほとんど居ないのではないでしょうか。

 

そんな中、個人でもレーザーカッターを利用することができる場所を見つけました。
それが「シェア工房」です。

 

「シェア工房」とは、デジタル加工機に限らず、
ものづくりに必要な道具・機器・作業場を利用料を払って使うことができるスペースです。
近年、日本でもさまざまなシェア工房が存在しています。

 

私が住んでいる地域にもシェア工房が出来たことを知り、
見学してみたのですが、そこでのレーザーカッターとの出会いがなければ、
ここまでものづくりへの熱を感じることは出来なかったでしょう。

 

すぐにレーザーカッターのトレーニングを受け、
それからは思いつくまま、いろいろな素材を様々な形に切り出す毎日。
レーザーカッターでカットするためのデザインをデジタルで作成する必要があるため、
それまで触ったこともなかった「イラストレーター」というソフトの使い方も勉強しながら、
ひたすら「形のあるもの」を作る毎日が半年ぐらい続きました。

 

もはや、趣味というよりは、
「将来これを生業としたい」というレベルまで気持ちは達していました。
同時に、自分が作った作品を実際に売り出してみたい欲求も湧いてきて、
まずは「自分が欲しかったモノ」を作って、販売を始めてみました。

 

タブレット端末用スタンド

私は現在スマートフォンを持っていません。
ガラケーとタブレットの2台持ちなのですが、このタブレットを外出先で
立て掛けて使えるスタンドが無いのが悩みでした。

 

 

だったら作ってしまえと思って作ったのが、「タブレット端末用スタンド」です。

 

Tablet Stand

 

私はNexus7を使っているので、まずNexus7がちゃんと立て掛けられるように
設計しました。

 

外出先での使用を想定し、アクリル版という軽い素材を使い、
3つのパーツを組み合わせて使えるようにしてみました。

 

DSC_0906

 

ちなみに、iPad miniも使用可能です。

 

アクリルというのは、レーザーカッターで切り出しただけでは、
その断面がシャープで、子供だと手を切ってしまう恐れがあります。
そのため、カットした後、断面を専用のヤスリと研磨材で磨いています。

 

現在、販売サイト「minne」と「iichi」に出品しています。
手前味噌ではありますが、興味のある方は見るだけ見て行ってもらえると幸いです。

 

 

 

この作品が私の作家としての作品第一号です。

 

もっと商品数を増やしていくつもりですが、一応ものづくり作家としての
第一歩を踏み出せました。

 

さらに色々な作品にチャレンジしていきたいです。

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