ものづくりやDIYの楽しさ

唐突ですが、
私は「ものづくり」や「DIY」といった事がすごく好きです。

要は、何でも自分で作ってしまおうと考えることが楽しくて、
一から自分で考えて完成まで持っていくプロセス自体もすごく好きです。

と言っても、それを自覚したのはかなり遅かったです。
現在40歳を過ぎましたが、自覚し始めたのは本当に最近の事です。

40歳を過ぎて知った、自分の好きなこと

子供の頃の記憶と繋がらなかった仕事

元々、小学校の頃は図工の時間がすごく好きで、
絵を描いたり、粘土細工をしたりする時間はすごく幸せでした。
学校が終わっても、近所の空き地の木の上に秘密基地を作ったり、
トムソーヤみたいな生活をしてました。

高学年にもなると、ラジコンも作りましたね。
当時の小学生にはかなり高額なおもちゃではありましたが、
お年玉を2年分貯めて、タミヤのアタックバギーを買って作ったことを
今でも覚えています。

こんなに色々と何かを作る作業が好きだったにも関わらず、
その思いはやがて薄れていき、気がつけば文系の大学に進み、
何故かシステムエンジニアとして就職を決めていました。

仕事の違和感と、本当にやりたい事への気づき

何故システムエンジニアだったのかと言うと、
当初考えていた公務員試験が全て不合格という事情もありました。
家庭の状況として、公務員試験浪人は認められないという事もあったので、
何とか民間での就職先を探していたところ、システムエンジニアとして
情報システムの開発、保守を行う会社の採用案内があったので受けました。
で、めでたく採用。

実は中学、高校の頃、「ゲームクリエイターになりたい」という希望を
持っていた時期があり、「プログラマー」という共通項があったので
やってみるか、という経緯でしたね。

最初の頃はプログラミングを勉強しながら業務を行うという事で
それなりの楽しさもあり、若かったうちは多少の残業があっても
「これが社会人ってもんだよな」ってなノリで頑張れていました。

しかし、30歳も過ぎると、ある開発プロジェクトの中の1セクションを管理する
立場になったり、保守業務のリーダーとして協力社員を数名管理しながら業務を
遂行するなど、およそ自分の手を動かしてプログラムを作る機会はあっという間に
激減しました。
これがもし、派遣型SEの仕事を始めていたら、また状況は変わっていたかもしれませんね。

しかし既に当時結婚もして子供もいましたので、
仕事は仕事として割り切って、生活の糧を稼ぐという事で自分を納得させようとしました。

ただ、休日に子ども相手に絵を描いてやったりすると
すごく子供に喜ばれるんですよね。
昔からアニメのキャラクターをみてすぐに真似して絵を描くことには
慣れてましたし、何気なく描いていたのですが、自分の母親にも
「あんたは何でそんなに絵が上手いの?」と不思議がられました。

自分でもすごく勿体無いと思いました。
好きな事が仕事に全く活かされてないな、と。

3Dプリンターに受けた衝撃

そんな折、衝撃を受けたのが
「3Dプリンター」という言葉を知った時です。

要は、パソコン上で立体のモデルを作成して、
それが3次元上にプリントアウトできる、という機器です。
今ではだいぶメジャーになったと思いますが、最初に知った時は
衝撃でした。

なにせ、それまでパソコン上での造形と言っても、
所詮はCGなど2次元の世界を出るものではありませんでした。
それが、現実にこんな道具があったら便利なのに、と思いついたアイデアを
3Dモデルとして具現化し、そのデータをもとに実物をその場でプリントアウト
できるのですから、驚いたってもんじゃありません。

しかも、以前は数百万~数千万円するような3Dプリンターが今では
数万円程度で買えるほど安くなっています。
また、家に3Dプリンターがなくても、ネット上でデータを送信すれば
プリントアウトした造形物をデリバリーしてくれるサービスまで登場しています。
もはや、ものづくりは誰もが出来る仕事になったのだと気づかされた瞬間でした。

誰だって作り手(メーカー)になれる

いずれは「ものづくり」を職業としたい

現在はまだシステムエンジニアの仕事を専業でやっておりますが、
いずれ私も「ものづくりを生業」として、やっていきたいのが夢です。
そこそこ年齢もいっているので、夢というか目標ですね。

現在は、フリーの3Dモデリングソフトを独学で勉強しながら3Dデータを作り、
プリントサービスに造形を依頼してみたりしています。
また、3Dプリンターに限らず、「レーザーカッター」という機器についても
使い方を教わりながら、実際に日常で使える物を作ってみるなど、作り手としての
準備をしているところです。

“DIY” = 何でも自分でやる!

よく「DIY」なんて言葉が最近はよく聞かれますが、
このDIYも結局、私がやりたい事の総称なんですね。

元々、”Do it yourself(自分でやる)”の略語がDIYですから、
何も「日曜大工」に限ったことじゃないんですね。
家庭菜園だって、自動車のタイヤの交換だって、家の壁塗りだって、
全て一から自分でやれば全部「DIY」なんです。

今の社会は、ほとんどの物がお金で手に入ってしまいます。
何かが必要になったとき、ほとんどの方はまず「どこで買うか」を
考えるのが普通です。

でも、日本だって少し前までは「モノがない時代」を知恵で乗り越えてきたんです。
そういった時代を乗り越えてきた、ご年配の方々がたくましいのは当たり前なんです。

私も、作り手を目指すからには、
モノが無いから買うのではなく、「まず自分で作れないか考える」ことを
大切にしたいと思います。

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