歯医者で渡された一冊の本が衝撃だった

ある朝、突然奥歯が痛む。。。

実は私、かれこれ２０年近く歯医者に行っていませんでした。

子供の頃は虫歯ばかりだったのですが、成人してからは
歯医者とは無縁の生活となっていました。
なんせ、歯の痛みなど感じた事がなかったからです。

昔、聞きかじった知識で、
「朝起きてすぐ、念入りに歯を磨いてさえいれば問題ない。」
という事を信じ切って、朝しか歯を磨いていませんでした。

しかし、４０代になって、ある日の朝から突然奥歯が痛む。。。
しかも、特定の歯がピンポイントに痛むのではなく、何となく右奥歯全体が
ズシンと痛む。もう最悪です。

我慢できずに、職場から近い歯医者を適当に選び、
仕事の後行ってみると、私の歯は歯垢と歯石だらけ。。。
おまけに、奥歯の一本に穴が開いていました。

歯医者にも半ば呆れたような表情をされましたが、
帰りの会計の時に、上の画像の通り、一冊の本を渡されました。

「これをよく読んで、奥さんや子供さんにも読ませなさい。」とのこと。

最初は面倒に思ったのですが、
この本、読み進めると衝撃の内容ばかりでした。。。

 

殆どの歯医者が虫歯は治せないと言う

どうやら、世の中の歯医者のほとんどが、

「虫歯や歯周病は治せない」

と、思い込んでいるようなのです。

 

この本の内容がすべて真実と言い切れる立場ではありませんが、
私がこの本を読んで解釈した限りは、多くの歯医者さんは
虫歯や歯周病は完治しない前提で歯の治療をしているという事のようです。

かいつまんで言うと、
対処療法的な処置はしてくれるものの、虫歯や歯周病を「完治」させる
目的での治療は行わないという事です。

しかし、この本の著者（歯医者さん）は、
「いや、そもそも虫歯や歯周病は治療できるのだ。」という立場に立っています。

ただ、そのためには、日々の歯磨きの仕方を見直さなければダメなようです。

 

歯磨きの仕方で歯の寿命は変わる

とりあえず私も歯の治療を始めました。
まずは余分な歯石と歯垢の除去、それから虫歯の治療と
親知らずの抜歯を今後進めていきます。

同時に、この歯医者では歯磨きのトレーニングを徹底して行います。

改めて、自分の自己流の歯磨きがいかに間違いで、なんの効果もない
磨き方だったかを思い知らされました。

多くの方がそうだと思うのですが、
普通に歯磨き粉をつけて、横方向に歯ブラシを動かして
ゴシゴシ、ゴシゴシ。。。

はい、このやり方、ダメです。

私の歯磨きでまずいけなかったのは、
「縦にしっかり磨いて歯垢を落とす」動きが全く無かったことです。
その証拠に、私の下あごの前歯には、歯石がガッチリ付いていました。
きれいに磨けていない証拠ですね。

今では、時間をかけて縦方向にしっかり磨くようになりました。
歯の表面から歯垢や食べかすを「こそぎ落とす」イメージです。

それと、歯と歯の間のすき間に歯ブラシの毛先を食い込ませて、
細かく動かしながら、歯垢と食べかすをひっかき出す磨き方です。
最初のうちは、すき間に毛先を食い込ませるだけで痛みがありました。
ですが、今ではすき間磨きが気持ちよく感じます。

驚いたのは、「歯磨き粉は必要ない」と言われたことです。
歯垢や食べかすを落とすのに、特に歯磨き粉が無くても支障はないのだそうです。
ただ、お茶やコーヒーなどのステインで歯の表面が黒ずんでしまうのを防ぐのに、
たまに歯磨き粉で磨いてあげることで、白い歯をキープできるとの事でした。

今では、朝の忙しい時間帯は歯磨き粉をつけて最低限の歯磨きをし、
夜寝るまえに、歯磨き粉無しで、時間をかけて念入りに歯磨きをしています。

 

歯の寿命も自分の手入れ次第かと

人間、痛みを感じないとなかなか病院には行かないものですが、
私もそれで歯の健康をだいぶ損ねてしまいました。

とりあえず、今ある虫歯の治療と親知らずの抜歯が終わるまでは
歯医者に通いますが、同時に日々の歯磨きと、定期的な歯医者での
歯垢と歯石の除去は継続したいなと思います。

だって、自分の判断だけでは歯の健康状態はわかりにくいですから。

今現在、特に歯の痛みがない方でも、
しばらく歯医者に行っていない方は、健康診断のつもりで
一度診てもらうことをおススメします。

ただし、私が読んだ本を一度読んでいただいて、
世の中にはどういう歯医者がいるのかを知って頂いたうえで、
通う歯医者を慎重に選んで頂くのが良いかと思います。

ちなみに、この本で紹介している歯の磨き方を実際に指導している
歯医者さんの一覧が載っていました。
そちらも参考にしていただけると良いかもしれませんね。

 

Follow me!